思春期ニキビと大人ニキビはどう違うのですか?治療期間や治療方法も異なりますか?

思春期ニキビと大人ニキビはどう違うのですか?治療方法や治療期間も違ってくるのでしょうか?
思春期ニキビも大人ニキビも基本的にはどちらも一緒です。
男性の場合は、男性ホルモンの関係で男性ホルモンが増える時期に皮脂分泌量も増え、思春期ニキビが出来るという方が多いです。
女性の場合は、生理前に男性ホルモンが増える時期があり、その際に吹き出物と言われる大人ニキビが出来る方が多いです。メカニズムはニキビと一緒で、閉経まではぽつぽつと出来ます。
比較すると思春期ニキビの方が治りにくいので、ピーリングなども回数が必要です。

治療方法はどちらも一緒です。保険診療でまずは内服と外用の治療を始められる方が多いです。治療期間は内服と外用の場合は3ヶ月くらいが目安となります。それでもあまり良くならない場合や、ちょっと減ったがまた繰り返しニキビが出来るという方は自費診療をされています。ニキビにはケミカルピーリング、ニキビ跡にはフォトRF(オーロラ)がおすすめです。
吹き出物が出やすい方、大人ニキビの場合は、毛穴クリーニングで毛穴の中の皮脂や角栓のつまりを取ってあげることでニキビが減ります。
他院で保険治療をしていたけど治らなくて…と受診された方は最初から自費診療で治療を開始される場合もいらっしゃいます。
ニキビのご相談は年齢的には未成年から30代くらいまでが多いですね。
結婚式などのイベントを控えていて早く治したいという方は、保険治療で様子を見てからだと時間がかかりますので、自費+保険でスタートをおすすめしています。しかし、それでも治療を開始してすぐに治る訳ではなく、徐々に4~5ヶ月ほどで改善していきます。減ってもまた生理前に少し出たりはしますが全体的には良くなっていきます。

現在は、食品とニキビはあまり関係ないと言われています。しかし、不規則な生活は良くありません。また、ニキビを気にして顔を洗いすぎると皮膚が乾燥してしまい余計角栓が出来やすくなり、ニキビが悪化してしまいますので、洗顔し過ぎには注意しましょう。