肝斑と普通のしみの違いはなんですか?

頬に大きめのシミができてしまい気になっています。年齢的に肝斑なのかな、とも思いますが違いが分かりません。シミだったら美容皮膚科へ、肝斑なら健康保険が使えるので普通の皮膚科へ行けばいいと聞いたので違いが知りたいのですが、どうしたら見分けられますか?
肝斑は一般的に30代から40代の女性に多くみられる薄茶色のシミのことです。頬などに左右対称にほぼ同じ形、大きさでできるのが特徴です。比較的広い範囲でモヤッとのっぺりと輪郭がはっきりしない形で現れます。

ただ、肝斑の症状や状態は一人ひとり異なり、通常のシミを合併していることも多いため見分けるのが難しく、正しい治療にはやはり専門家の診断が必要です。自己診断や誤ったセルフケアを繰り返すことにより症状が悪化してしまうこともございますので、ぜひ一度当院でのカウンセリングをおすすめいたします。

肝斑の治療には内服薬・外用薬、イオン導入、パックなどが必要に応じて用いられます。肝斑治療でよく利用されるトラネキサム酸パックは、色素の沈着を抑制する働きがあり効果的です。また、肝斑を含むいずれのシミに対しても、健康保険適用のトラネキサム酸内服の併用がより効果的です。どの治療法も医療機関ならではの効果の高いものとなっておりますのでぜひ一度ご相談ください。