肌がくすんできて、シミか肝斑みたいなものが気になります

40代になり、肌がくすんできたように思います。さらにシミ?肝斑?なのかどちらか分かりませんが、気になっています。肌のくすみを改善するにはどんな治療がありますか?それとシミと肝斑って違う症状なのですか?を見分けることはできますか?それぞれ治療方法も異なるのでしょうか。
肝斑は頬骨の所にできホルモンと関係しています。ピルを服用されている方や更年期障害で女性ホルモンが少ない方によく症状が見られます。
ホルモン剤を服用されている場合は、治療効果があまり期待できませんが、そうでなければ時間はかかりますが飲み薬で薄くきれいになります。

しみであれば、QスイッチレーザーまたはフォトRFでの治療になりますが、フォトRFの場合は1回の治療ではなく、4、5回必要になります。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)というものであればQスイッチレーザー治療でなければ取れません。
肝斑なのかしみなのか、また後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)なのかは専門のドクターでないと判断が難しいです。1度相談して頂き、どのような治療が適しているのかを知ることが大切です。

肌全体のくすみは、年齢とともに皮膚の代謝が悪くなり、角質が厚くなり、透明感がなくなることが原因です。
例えるなら1枚のガラスは透明でも10枚重ねると向こう側が見えなくなるようなイメージです。それをピーリングなどで取り除いてあげることで白く透明感が出てきます。余分な角質を取り除いてあげることで化粧水などの浸透も良くなります。かかとの皮膚が厚くなりがさがさになった際に角質ケアしてあげることで奥のつるっとした皮膚が出てきます。顔も同様で、この皮膚が薄いバージョンです。古い角質は乾いたスポンジのようになっているので高価な美容液などを塗っても表面の1~2週間で垢になって剥がれ落ちる皮膚が一番吸収してしまい、奥のきれいな皮膚には届かないのです。化粧品の成分や濃度によってことなりますが、効果を実感できない方はこういった角質のスキンケアをしてあげると効果的です。